アルスラーン戦記(8) (週刊少年マガジンコミックス)

アルスラーン戦記(8) (週刊少年マガジンコミックス)のカバー画像 発売日: 2017年11月9日 著者: 田中芳樹荒川弘 出版社: 講談社

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内容紹介

象をも穿つ知略と、神をも黙らす武勇

弟王子・ラジェンドラとパルス軍は、兄王子・ガーデーヴィーと一線を交えます。 ガーデーヴィーは、薬で狂わせた不敗の戦象部隊を投入。阿鼻叫喚の戦場を鎮めたのは、ナルサスが用意した巨大な「弩」でした。

決着は「神前決闘」へ。ラジェンドラの命運を託されたダリューンの前に立ちはだかるのは、痛みを知らぬ怪物・バハードゥル! 仲間のために初めて「激昂」を見せるアルスラーン。そして、散りゆく老将が遺した最後の言葉とは――。

アルスラーン、まさかの「ブチギレ」モード

普段は仏のような王子が、ダリューンの危機に「もし彼が死んだら、あなたの首を並べて城門に吊るしてやる!」とラジェンドラを一喝。この「部下のためなら修羅になる」姿に、カリカーラ王も「こいつ、ええ王様になるわ……」と感心していたに違いありません。読者も「殿下、かっこいい……!」と震える名シーンです。

ダリューン、異国でも無双

神前決闘で怪物を屠り、暴動を睨み一つで鎮圧。シンドゥラ兵から「猛虎将軍(ショラ・セーナニー)」と崇め奉られ、戦う気を失せさせるそのカリスマ。もはや歩く国家最終兵器ですね。

ガーデーヴィー、清々しいほどの「ダメな王様」

象にドーピング、負けたら謀反、挙句の果てに忠臣マヘーンドラを刺す。ここまで「救いようのないクズ」として描かれると、逆に敵役としての潔さを感じます。彼のおかげで、アルスラーンの徳の高さが500%増しに見えます。

最強のスカウトマン・アルスラーン

行き場を失ったジャスワントに対し、「私も自分が誰の子か知らない。一緒に来ないか?」と、相手の孤独に寄り添う究極の勧誘。「地位」ではなく「痛み」を共有して心を通わせる……。これ、断れる人間はこの世にいませんよ。殿下、天然の人たらしです。


ついにバフマン老人が……。第7巻であれほど丁寧に積み上げられた「死亡フラグ」が、身を挺して王子を守るという最も騎士らしい形で回収されてしまいました。最期に見たのが、かつての王家に連なる誰かではなく、目の前の「心優しきアルスラーン」であったことが、せめてもの救いでしょうか。

それにしても、パルス軍が到着したときの、ラジェンドラの「〜〜〜〜〜〜〜!!」という喜びよう。パルス軍への依存度が極まっていて笑ってしまいました。

そして、新加入(確定)のジャスワント! ダリューンとは違うタイプの「実直な苦労人」が、あの癖の強い「6人一党」の中でどう揉まれていくのか、今から楽しみで仕方がありません。

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