アルスラーン戦記(6) (週刊少年マガジンコミックス)

アルスラーン戦記(6) (週刊少年マガジンコミックス)のカバー画像 発売日: 2016年11月9日 著者: 田中芳樹荒川弘 出版社: 講談社

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内容紹介

王家の「血」が牙を剥く。東方戦線、衝撃の邂逅

激戦を潜り抜け、双刀将軍キシュワードが守るペシャワール城へと辿り着いたアルスラーン。別行動を執っていたナルサスも、ゾット族の少女・アルフリードという「押しかけ女房(?)」を連れて合流を果たします。

しかし、再会の夜、城内に侵入した銀仮面ヒルメスとの対峙が、パルス軍に激震を走らせます。復讐に燃えるヒルメスの刃がアルスラーンに迫ったその時、老将バフマンが叫んだ戦慄の言葉・・。

正統な王、その血脈の呪縛に揺れる一行に、さらなる隣国シンドゥラの軍勢が押し寄せる!

ナルサスの断言とヒルメスの限界

ヒルメスからの勧誘を「宮廷画家」という最高の報酬(?)を持つアルスラーンへの忠誠で撥ね退けるナルサス。「血筋よりも善政を行う者が王だ」という彼の言葉は、過去の歴史を知り、未来を見据える彼ならではの真理。血に縛られ、民を見ないヒルメスとの器の差が鮮明に描かれています。

アルフリードを巡る周囲の視線

知略で敵を翻弄するナルサスが、一人の少女に翻弄される姿は面白いですね。 ダリューンのニヤニヤ顔やエラムの冷ややかな視線など、荒川先生らしいコミカルな表情のオンパレードに、戦記物としての緊張感が程よく解きほぐされます。

バフマンが放った言葉

これまで王子を信じて戦ってきた仲間たち、そして何よりアルスラーン自身に突きつけられた残酷な問いです。 バフマンがヴァフリーズの手紙で知ってしまった「パルスの闇」の深さが、物語に重厚なミステリー要素を加えています。


自分が信じていたアイデンティティを根底から否定された時、人はどう立ち上がるのか。 アルスラーンにとって、これこそが物理的な戦争以上の最大の試練になるはずです。

それにしても、ナルサスの「絵」を巡るやり取りは何度見ても飽きません。 ヒルメスのどんな好条件も、王子の「宮廷画家」の一言には勝てない。 この奇妙な信頼関係が、王家のドロドロした血縁問題に対する一筋の希望のように感じられます。

シンドゥラ編の開幕で、物語がさらに広がりを見せる予感にワクワクが止まりません。

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