アルスラーン戦記(7) (週刊少年マガジンコミックス)
内容紹介
お調子者の王子と、戦象部隊登場
ペシャワール城で無事に仲間たちと合流したアルスラーン一行。 休む間もなく、隣国シンドゥラの次男坊・ラジェンドラ王子と「あ、君、捕虜ね」からの「じゃあ同盟組もうか」という超スピード契約を結びます。
目指すはシンドゥラ。王位継承戦への介入。 5万の敵軍をナルサス・マジックで翻弄しながら進軍しますが、そこで待ち受けていたのは、シンドゥラが誇る地上最強の重戦車・戦象部隊。
象に勝てるわけないだろうという常識を、パルスの化け物……もとい、英傑たちがどう粉砕するのか? そして、ナルサスによる「王道スパルタ教育」がアルスラーンのピュアな心を直撃します。
ラジェンドラ王子
隙あらばファランギースを口説こうとし、ギーブと酒合戦をして自爆する。この「パルス軍にはいないタイプ」の俗物キャラが、物語に絶妙な笑いをもたらします。ギーブの「頭の中で水牛が合唱」という迷言はなかなか印象的です。
ナルサスの王者論
「食料が尽きたときに自分の飯を兵に分ける王様を、どう思うか?」という質問に、優等生な回答をしたアルスラーンへ「その王様は卑怯者です」とバッサリ。 「そもそも飯を食わせられない計画を立てたのが無能」という現実主義すぎる正論。 日本の政治家にも聞かせてあげたい「王の教科書」です。
ダリューンの忠誠心
「自分は何者なのか」とアイデンティティ・クライシスに陥る14歳のアルスラーンに、「大事なご主君です」と全肯定する最強の騎士。この二人の主従愛は、もはやダイヤモンドより硬いのかもしれません。
バフマン老人の「この戦が終わったら話すよ」発言が怖すぎます。 それ、絶対フラグですよね。読者としてはハラハラが止まりません。 ちゃんと秘密が共有されるとよいのですが・・。
自分は何者なのか苦悩するアルスラーン。それに対するダリューンの「殿下の正体は私が知っている」というセリフには、うるっときました。強いだけでなく、忠誠心も相当なものですよね。アルスラーンも嬉しかっただろうなあと想います。
着々と準備が進むシンドゥラの戦象たちですが、ダリューンやナルサスという「化け物」にどう蹂躙されるのか、次巻が楽しみで仕方ありません。